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診療案内

アトピー性皮膚炎外来

 アトピー性皮膚炎とは、生命に関わる病気ではありませんが、誤った治療法や理解によって人生を狂わせかねないものです。
 私は現在、約千人のアトピー性皮膚炎の患者様の主治医であり、日本中の皮膚科の教授(ひょっとして世界中でも)の中で、最も多数の患者様をフォローしている"教授"と思います。
 再診の患者を約千人診ているといっても、決して手抜きの診療ではありません。これだけ大勢の患者様を診察できるのは、数名の中堅・若手の医師とチームを組み、効率良く診療を進めていくシステムを作ったからです。
 いくつかの診察ブースを使い、最初に中堅・若手の医師が全身を観察,ご質問などをお聞きします。次に私が皮膚の状態を再確認しながら、患者様にいろいろとアドバイスをし、最後に中堅・若手の医師が予約などの事務的作業をするというシステムです。
 待ち時間も特別混み合っている時期を除けば、1時間以内です。
 「患者様が自分で治療法を学んで自立する。」
 これが私達の目指すアトピー性皮膚炎診療です。
 私自身の本来の専門は膠原病ですが、どうしてアトピー性皮膚炎についても大きく関わるようになったかを説明させていただきます。
 私が金沢大学に赴任したのは1994年11月のことですが、ステロイドバッシングに始まるアトピー性皮膚炎の医療の混乱は、北陸地方の患者様やその家族をも苦しめていました。 自分自身で一人でも多くの患者様を診療することによって、少しでもアトピー性皮膚炎医療の混乱を収束させたいと考え「アトピー外来」を始めましたが、約3年後の1997年夏のある日、アトピー性皮膚炎医療の混乱の根底にあるのは「アトピービジネス」なる社会悪であることに気付きました。
 そして、私自身のアトピービジネスとの戦いは、多くの皮膚科医の共感を呼び、さらには日本皮膚科学会の責任者として、アトピー性皮膚炎医療の混乱を収束させる活動を行うことになりました。日本皮膚科学会を代表する形で5年間に約6,500件の患者相談にも答えてきました(2004年終了)。また、正しい情報を一般の人に発信するために、

  • アトピー性皮膚炎・克服 への近道 - ステロイド外用薬の誤解を解く 実用新書小学館1998
  • アトピービジネス 文春新書 1999
  • こうして治すアトピー 岩波アクティブ新書 2002
  • 患者から学んだアトピー治療 カッパブックス 2002
  • 間違いだらけのアトピー治療 新潮新書 2005

と、幅広く書店に置かれる本を書き続けてきました。
 また、一般医師や学生さんに対しての教科書としても、

  • アトピー性皮膚炎診療実践マニュアル 文光堂 2000
  • アトピー性皮膚炎診療100のポイント 南江堂 2002
  • アトピー性皮膚炎診療が楽しくなる!Q&Aで考える実践治療 南江堂 2011

も、書きました。現在も、日本中から「ごくありふれた当たり前のアトピー治療」と「少しばかりくどいまでのアトピームンテラ(患者様への説明)」を求めて多くの患者様が来院されます。

 どのようにして初診の患者様を診療しているのか、ごく簡単にまとめさせて頂きます。

  1. 月・水曜日(祭日を除く)の午前中のみです。予約時間を厳守の上ご来院下さい。
    出張で不在の週もありますので、あらかじめご連絡の上ご確認下さい。(皮膚科外来:076-265-2000 内線2914 受付時間:13:00~15:00)
  2. 患者様がお子様の場合は、必ずご両親のどちらかがご説明をお聞き下さい。(祖父母やご親戚の方が代わりに来られた場合、治療方針がご両親に十分に伝わらず、期待される治療効果が出ないこともありますので、その点を御了承願います。)
  3. 初診の日は、12時〜13時頃より約1時間のミニ説明会を必ず聞いて頂きます。また、その後に個別の説明がありますので、必ず午後2時まで時間を空けておいて下さい。
  4. 2度目の受診は、必ず翌週の月・水曜日の午前、または火曜日の午後になります。 2度目はそれほど時間がかかりませんが、必ず2度目のスケジュールも空けておいて下さい。また患者様がお子様の場合、2度目以降にご両親が付き添えない時は付き添いの方に診察に必要な情報を十分にお伝え下さい。
  5. 以降の受診は、月・水曜日の午前、または火曜日の午後(13:30~15:00)になります。

 まず、初診の患者様にはその日の12時〜13時頃までお待ち頂き、初診の患者様とそのご家族全員に、約1時間のアトピー性皮膚炎に関する「ミニレクチャー(アトピームンテラ)」を行います。
 特に、ステロイド外用薬の副作用についてご不安な気持ちを持たれている場合には、とことんご質問にお答えするようにしています。また、薬の実際の塗り方も実施しますが、多くの患者様が、正しい塗り方を理解されていなかったことが明らかにされます。
 なお、2度目の受診は必ず翌週の月曜,水曜の午前中又は、火曜の午後となりますので、スケジュールも調整した上で受診下さい。
 午後の「アトピー説明会」を聞くことができない方や、翌週2度目の受診ができない方は、竹原教授が担当できませんので、御了承下さい。

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