皮膚科 診療グループ

01

膠原病

膠原病で悩む患者様たちの側に立ったきめ細かい診療を心がけています

膠原病外来では全身性強皮症・皮膚筋炎・SLE・血管炎症候群など自己免疫機序により結合組織や血管を侵される病気である膠原病を専門的に診断治療しております。膠原病の多くの患者様ではなんらかの皮膚症状を有し、膠原病における皮疹は早期診断・重症度や活動性の評価に非常に重要とされています。当外来では早期発見・早期治療による重症化予防を目指して診療しております。
膠原病は全身性の疾患であり、合併症が多臓器に及ぶため、リウマチ内科・呼吸器内科をはじめとする様々な診療科と密に連携しながら診療にあたっています。
診察日:毎週火曜 10:00〜11:30 13:30〜15:00(いずれも完全予約制)

02

アレルギー

アトピー性皮膚炎、蕁麻疹などの辛い症状を
コントロールし、快適な日常生活を

アレルギー外来では、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹などのアレルギー疾患を中心に診療しています。
アトピー性皮膚炎の治療はステロイド剤・免疫抑制剤の外用、スキンケア、増悪因子の検索が基本となります。初診時には外用方法やスキンケアの仕方を丁寧に説明し、皮疹が難治となる原因がないか一緒に考えます。基本的な治療ではコントロールが困難な方には、生物学的製剤やJ A K阻害剤などの新しい全身療法も行っています。蕁麻疹の治療も近年抗IgE抗体製剤が使用されるようになり、既存の治療で難治な方に有効な場合があります。 いずれの疾患も症状をコントロールすることで、より快適な日常生活が期待できますので、お困りの場合は一度ご相談下さい。

03

乾癬

患者様1人1人の症状や都合に合わせて、
一緒に考えていく治療方針で診療しています

乾癬は、本来自分の体を守るために備わっている免疫システムが過剰に反応することで生じる代表的な炎症性疾患の一つです。
皮膚の新陳代謝が早まるため、全身のどこにでも銀色の鱗屑を伴った紅斑が形成されます。
また近年、皮膚だけの病気でない事もわかってきました。炎症が全身に及ぶことで、関節や目の症状(関節炎、ぶどう膜炎)を合併したり、脂質異常症や糖尿病のような代謝性疾患やメタボリックシンドローム、肥満、心臓・血管系イベント、うつ病などにも関係があると言われています。そのため、病初期からの治療と生活習慣の改善が重要となります。乾癬そのものを完治させるのはまだ難しいですが、最近は様々な治療方法が開発され、長期間症状のない状態を維持することも可能になっています。
当科では、様々ある治療法を組み合わせて、最大限の効果で最も副作用の少ない方法を、患者様1人1人の症状や都合に合わせて、一緒に考えていく治療方針で診療しています。治らないと諦めないで、一度乾癬外来を受診してみて下さい。

04

腫瘍

手術から放射線治療・抗癌剤治療を組み合わせ、
最新の治療に積極的に取り組んでいます

腫瘍外来では主に皮膚癌の診療を行っています。皮膚癌には悪性黒色腫、基底細胞癌、有棘細胞癌、乳房外パジェット病、血管肉腫、など様々な種類があります。皮膚癌は年々増加する傾向にあります。皮膚癌も他の内臓の癌と同じように、進行すると転移をきたして生命に関わる場合もあります。できるだけ早期に癌を発見・診断し、早期に治療を行うことが大切です。
手術から放射線治療・抗癌剤治療を組み合わせ、一貫して治療を行っています。手術は全身麻酔での入院手術から局所麻酔での日帰り手術まで、状態に合わせて選択しています。抗癌剤治療では免疫チェックポイント阻害薬や分子標的薬を使用する最新の治療に積極的に取り組んでいます。

05

レーザー

ご家族とのコミュニケーションを大切にしながら、
診療方針を決定します

主に小児のあざや母斑を対象にレーザー治療を行っており、対象疾患としては単純性血管腫、乳児血管腫、太田母斑、異所性蒙古斑、扁平母斑などがあります。患者さん本人が意思決定するのが難しい場合も多いため、ご両親をはじめ、ご家族とのコミュニケーションを大事にしながら診療方針を決めています。もちろん大人の方の治療も行っておりますので、お気軽にご相談ください。毎週水曜日と金曜日(いずれも午後)に診療を行っております。